スーパーフード

スーパーフードというものをご存知でしょうか?

2000年頃から健康や美容に敏感なハリウッドスターやセレブたちの間で注目され始めたことにより、今では日本でも定着しつつあります。
由来は1980年代、アメリカやカナダで食事療法の専門家や医師達が、栄養価が特に高く、有効成分を突出して多く含む食品に対して、多くは低カロリーである食品の事で健康によい自然な食べものを「スーパーフード」と呼ばれるようになり、アメリカの自然志向の人々へと広がり始めました。

日本では、日本スーパーフード協会が次のように定義づけています。

・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高いこと。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。

スーパーフードの基準としては
「食歴」が長く、何世紀にもわたって人々の健康に寄与してきた食品であること。それにより、人体に及ぼす可能性がある、あらゆる問題が解明されており、その安全性に不安をもって食することがなく信頼がおけるもの。

つまり大昔から健康に良いことで、食べられてきた食品。代表的なカカオはマヤ文明の頃から愛され食べられてきました。

そんなスーパーフードですが、少し前まではインターネット以外での購入は困難でしたが、今では普通のスーパーマーケットでも手軽に手に入るようになり、お値段も様々ですが、比較的に良心的なものもあります。
現代人には多忙な方が多く、どうしても食事を疎かにしてしまいがち、付き合いが多く栄養バランスが偏りがちになってしまいます。何かにちょっと加えて摂るだけで手軽に栄養補給が出来る、栄養が豊富な「スーパーフード」を活用してみてはいかがてしょうか?

【カカオ】
神様の食べ物と呼ばれたほど、栄養が豊富なカカオ。チョコレートの原材料として知らない人はいないほど有名ですよね。カカオの植物学名は「Theobroma cacao」です。 「Theobroma」とは、ギリシャ語で「神様の食べ物」という意味だそうです。そんな神様にも愛されたカカオは王族貴族だけが摂取する事を許された食べ物で、さらにカカオ豆は、貨幣としても利用されるほど貴重なものでした。

そんなカカオは、熱帯地帯を原産とする常緑樹で、年間を通じて気温が高く、雨の多い地域で育ちます。カカオには食物繊維やカルシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれており体の調子を整える効果があり、さらに、カカオに含まれるポリフェノールには、抗酸化作用のほか、ストレスをやわらげる効果などが知られています。

カカオの有効効果
・体調を整える
・リラックス
・便秘を解消する
・動脈硬化を予防する

【アサイー】
アサイーはアマゾンで500年以上前から食べられ、栄養価や効果が科学的に研究され、注目されています。
日本では少し前にハワイの朝食でアサイーボールが流行し、浸透され始めました。

そんなアサイーはブラジルのアマゾンを原産とするヤシ科の植物です。大きく生長すると25mもの高さになり、白く細長い幹に2mほどの大きな葉を生やし、ほうき状の房にブルーベリーよりひと回り大きい黒紫色の実をつけます。
1粒あたり約95%が硬い種で食べられる果肉はわずか5%ほどしかありません。水分は少なく、果肉はほとんど皮のような質感をしています。5%ほどしかない可食部にポリフェノールや鉄分、ビタミンE、不飽和脂肪酸など豊富な栄養素や抗酸化成分を蓄えていることから、現地では15世紀の大航海時代以前からアマゾンの先住民の貴重な栄養源として食べられてきました。

赤道直下の強い紫外線と大量に降り続ける雨などの環境の中、アサイーは紫外線や活性酸素から実を守るために、ポリフェノールをはじめとする抗酸化物質や鉄・食物繊維・カルシウムなどの栄養素をたっぷりと蓄えて育ちます。
また、アサイーにはエネルギー補給に必要なアミノ酸・オレイン酸・ビタミンB₁・ビタミンB₂も含まれています。

アンチエイジングに効果がある有名な栄養素は、活性酸素を抑えてくれる働きを持つポリフェノールですが、アサイーには赤ワインやチョコレートとは比べものにならないほどのポリフェノールが含まれています。

アサイーの有効効果
・アンチエイジング
・眼精疲労を改善する
・貧血を改善する
・骨粗しょう症を予防する
・美肌
・ホルモンバランスを整える
・疲労回復

【チアシード】
スーパーフードの中でも、1番知名度が高く人気の高いチアシードはチアというシソ科の植物の種子のこと。南米のボリビア、メキシコ、アルゼンチン、ペルー、エクアドルなどで栽培・生産されており、温暖な気候を好む植物です。
チアには、ブラックチアシードとホワイトチアシード(サルバチア)の2種類があります。ブラックチアシードは、私たちがよく知るゴマのような黒い種子。ホワイトチアシードは、白い種子のもので、膨らむとタピオカのような無色透明なジェル状の塊になります。この2つの違いは膨張率にあり、水に浸した時、ブラックチアシードは10倍、ホワイトチアシードは14倍にまで膨れ上がります。
膨張することにより特にダイエットをされている方から絶大な人気があり、またヨーグルトにかけたりするだけで摂取する事が可能な為手軽さもピカイチです。

チアシードに含まれる主な栄養素は、必須アミノ酸、必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、ビタミン、ミネラル、食物繊維、カルシウム、リン、カリウム、鉄分、亜鉛、マグネシウムなど。とくに注目されているのは、体内で作ることができない「必須アミノ酸」と「オメガ3脂肪酸」、食物繊維を多く含み、オメガ脂肪酸はアンチエイジング効果が期待でき、普段の食事で摂りにくい栄養素なので、気軽に摂取できるのは嬉しいですね。

チアシードの有効効果
・便秘改善、デトックス
・血圧を下げる
・ダイエット
・美肌
・冷え性の改善
・老化予防

【モリンガ】
食用植物の中でも最も栄養価が高いと言われているモリンガは奇跡の木とも呼ばれるほどです。モリンガは90種類もの栄養素を含む植物。北インド紀元前2500年から歴史ある文書などにも記されていて、古代ローマやギリシャ、エジプト文明の頃から、お茶などで古くから愛され続けていたと言われています。
鉄分やカルシウム、マグネシウムなどが豊富で、国際連合もその栄養価の高さを認めるスーパーフードです。さらに腸内環境を整える働きがあり、抗酸化力も強いことから、健やかさや若々しさの切り札として、注目されています。

モリンガは北インド原産ワサビ科の植物で、とても栄養素を含んでいる樹木です。本種は木本であり、生長が速く旱魃に強い。インド北西部のヒマラヤ山脈南麓を原産とし、熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されている。栽培地域を中心に若い果実や葉が野菜として食べられる以外に浄水や手洗いに疲れていて、時に薬用植物としても使用されている。

モリンガにはビタミンAやC、β-カロテンが豊富に含まれています。またミネラルとしてもカルシウムやカリウム、鉄を豊富に含んでいます。モリンガの葉は栄養素が豊富でビタミンAの補給としてや代謝を促す栄養成分も豊富なため、ダイエットやアンチエイチングにも効果的といわれています。またポリフェノールとビタミンCやビタミンEといったビタミン群も豊富に含まれています。特にビタミンCと血流改善の効果が期待されるビタミンEを一緒に摂ることで相乗効果が起こり、抗酸化作用が強力になるといわれています。さらに血圧を下げる効果や、悪玉コレステロールや中性脂肪を下げる効果が期待されるGABAも豊富に含まれています。

モリンガの有効効果
・炎症を抑制する
・抗菌
・生活習慣病の予防
・アンチエイチング
・便秘の改善や解消

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